SNSで継続的に売上をつくっている人には、ある共通点があります。
それは、商品を売る前に「比較不能なポジション」を先に設計している点です。
似たような発信者が大量にいる中で、他と比較されない状態を構築することで、読み手の判断軸からライバルを消し、「この人から買うしかない」という心理を生み出しています。
これはマーケティングでいうブルーオーシャン戦略に近い発想ですが、実際にはもっと感覚的で、人間同士の関係性や文脈を軸にしたアプローチです。
ブルーオーシャンを「探す」ではなく、自分で「つくる」姿勢こそがSNS時代の戦い方になっていますね！
比較不能の起点になる“ねじれ表現”
他から抜け出す方法をひとつ挙げるなら、言語構造としての「ねじれ表現」が有効です。
これは読み手の常識を一度外し、そこから独自の世界へ誘導するための技法です。
例えば次のような訴求です。
- 「これは副業講座ではありません。でも、副業で月30万円を得る人が続出しています」
- 「このノウハウは自動化とは言えません。ですが、毎月末に売上が積み上がる仕組みにはなります」
最初に「一般的なカテゴリから外す」宣言をしつつ、後半で「でも結果を見ると◯◯と近い」と繋げることで、読み手の脳内に“分類できない状態”を生みます。
分類できないものは比較できません。
比較できないものは、値段でも実績でも他者と並べて検討できません。
結果として、“唯一の選択肢”という強力なポジションを確立できます🏅
比較対象が消えると「選ばれる理由」が自動生成される
ねじれ表現を用いたポジション設計が成功すると、読み手の心に次のような感覚が生まれます。
- 「これはこの人の世界観じゃないと理解できない」
- 「この人から買う以外に選択肢がない」
- 「知らない領域へ導いてくれそう」
これは単なる差別化ではなく、読み手の中で“教育が完了した状態”です。
もはや価格やスペックの比較は意味を持たず、「その人の文脈ごと買う」という購買スタイルへ変わります。
売れている人はこの状態を先に作り、そこに見込み客を自然に流し込むよう設計されています📐
比較不能ポジションは発信全体で構築する
比較不能な状態は、キャッチコピーだけで成立しません。
SNS全体の発信がひとつの文脈として積み重なることで、初めて読み手の認識が変わります。
具体的には
- 価値観を揺らす投稿
- 既存の常識を丁寧に崩す視点
- 自分だけの解釈を提示する言語化
- 読み手の「思い込み」を刺激する反転構造
- ストーリーとしての過去→現在→目的の接続
これらが一貫している人ほど、「この人は違う」と感じさせる強度が増します。
ただ奇抜な肩書きを作るのではなく、発信全体で“世界観”を体験させることが重要です💡
他者と戦わず、独自の戦場を自分で定義する
比較不能ポジションは、競合との争いを無効化するための設計です。
同じ土俵で戦うのではなく、その土俵自体をずらします。
例えば
- 「ライフコーチ」→「感情の扱い方を設計する相談家」
- 「副業コンサル」→「収益より自由時間を最大化する働き方デザイン」
- 「恋愛相談」→「自己否定の癖を外して人間関係を整える技術」
肩書きの単なる差別化ではなく“問題の定義そのものが違う”状態を作ることで、誰とも比較されなくなります💫
まとめ｜比較不能のポジションを作れば「買われる」は必然になる
売れている人は、セールスする前に「比較という概念」を壊す設計をしています。
ねじれ表現で常識を外し、文脈によって唯一性を作り、最終的に“この人から買うしかない状態”へ導きます。
この一連の流れが整っているからこそ、セールスが自然に成立し、売上も安定します。
あなた自身の経験や視点を言語化し、比較不能なポジションへ変換するだけで、SNSの戦い方は大きく変わってきますよ💪
